Open House

Bar (バー)で飲む Barで憩う


とはいえ、数あるカクテルの中から何を選べばいいのか途方にくれる人もいるだろう。
そこで参考としてどこのBarでも安心して頼める入門にはもってこいのカクテルを案内する。
詳しいレシピや薀蓄は本や他のサイトで。
もちろん、Barで聞いてみることもお薦めする。

1杯目

1杯目は炭酸系で口慣らし。
バーテンダーはじめスタッフのサービス具合、店のインテリア、客層、置いてあるボトルなどを見ながら氷が小さくならない程度の20分以内で飲みたい。

ジンフィズ
そのバーのおおまかな雰囲気がわかるといわれるのがこれ。
定番のカクテルゆえ、どこの店でも頼めるけれどもそれぞれでベースにするジンの銘柄や作り方が違うので初めての店での1杯目にはいいかも。
ジンは何を使うのか、レモンは注文があってから切るのか、手絞りで前もって準備してあるのか、市販のジュースか、ソーダは何を使うのか、砂糖を使うのかガムシロップを使うのか、シェーカーの振り方は?など出来上がりまでを眺めて楽しめる。
シャンディーガフ
『とりあえずビール』党の人はビールベースのこれ。
イギリス生まれのカクテルなので本来はエールビールとジンジャービアで作るが、普通のビールとジンジャーエールで作るところが多い。
トムコリンズ
ジンベースカクテルのオールドカクテル。
オールドトムジンを使ってコリンズグラスで出すのでこの名前がついたが、オールドトムジンが人気がなくなり置いてない店が多いためゴードンやビーフィーターで作られることが多い。
それだとジンフィズと変わらないと思うけど、若干ジンフィズよりも甘めにすることでトムコリンズだとしている店が多い。
よって、ジンフィズよりもトムコリンズの方が品揃えまでチェックできる。
ジントニック
定番。
シンプルな材料と作り方ゆえ、店の味を知るにはジントニックといわれている。
でも、そこまで味がわかるのかな、みんな。
シンガポールスリング
シンガポールのラッフルズホテルで作られた夏向きのカクテル。
オリジナルは材料が多いが通常はジン、チェリーブランデー、レモンジュース、ガムシロップをシェークしてソーダで満たす。
チェリーブランデーの香りと甘みとソーダの爽快感が暑い日の1杯目においしい。
ラムバック
バックはレモンジュースとジンジャーエールで割るということ。
ベースがジンならジンバック。
こだわらなくてもいいけれど、ベースの酒の生まれ故郷に合わせてラムやテキーラは夏、ウォッカは冬に飲むのが身体にもしっくりくるかも。
モヒート
ペパーミントを使ってクラッシュアイスを使った初夏に合うカクテル。

落ち着いてきたころにスタッフが話しかけてくるだろう。
せっかくBarに来たんだから天気や野球の話をするのはもったいない。
若いスタッフばかりの店など店によっては話の引き出しが少なくてそういう話しかしてこない店もあるが。

せっかくなら酒やカクテルの話を聞きたい。
最近Barに興味を持って今日はじめて実際に来てみたといえば、喜んで色々と教えてくれるだろう。

さて、そろそろグラスが空いてきた。
忙しい店だとなかなか注文のタイミングも難しい。
けれども自分のペースで飲んでいれば、ちゃんとした店はグラスが空いた頃に『何かお作りしましょうか』と聞いてくるはず。
グラスが空いて5分以上店から声がかからなければその店を出よう。
そんな客の動きを見ていないBarには行く必要がない。


2杯目

落ち着いた2杯目はショートで。
古い本にはショートカクテルは3口で飲めとか書いてあったりするようだが、そこまで早く飲まなくていい。
けれども冷たいうちに飲まないとショートの意味がないので10分以内で飲みたい。

マイアミ
ペパーミントを使ったラムベース。
暑い夏の日にぴったり。
ダイキリ
ライムを使ったラムベース。
こちらも夏向き。
ネグローニ
ショートカクテルではないがジンベースでカンパリの苦味とスイートベルモットの甘さの大人のカクテル。
食前酒としての定番だが飲み始めの頃のカクテルとしてもいいと思う。
マティーニ
カクテルを飲んだことがない人でも知っている定番。
レシピも200を超えるといわれ、これのどこがマティーニなのか、何をもってマティーニなのかがよくわからないものが多い。
現在はドライ主流だけどもスイートベルモットを使ったスイートマティーニもいい。
ちなみにベースはジンとは限らずウォッカベースでも作られる。
また、格好つけて頼むならジンの銘柄くらいは指定できるくらいにしておきたい。
そうでなければ素直にバーテンダーに任せるように。
オリーブが苦手な人はオリーブ抜きを頼んでも良いし、オリーブの代わりにパールオニオンが入ったギブソンもいい。
ギムレット
ジンライムをシェイクしたらギムレット。
フレッシュライムを使う店なら1杯は頼みたい。
ロブロイ
ライウイスキーベースの定番であるマンハッタンのベースをスコッチに代えたもの。
これを頼むと大抵、スコッチの銘柄の指定を聞かれるのでうろたえないように。
わからなければバーテンダーに甘い感じがいいかきつい感じがいいかだけでも伝えて任せればいい。
モスコミュール
スミノフの販促を考えていた人物とジンジャービアの販促を考えていた人物と銅製のマグカップを売っていた人物が出会い、それぞれの利害が一致してできたといわれるカクテル。
なのでやはりベースのウォッカはスミノフ、ジンジャーエールではなくジンジャービアで作って銅製マグで飲みたい。
だが、ジンジャービアを置いている店も多くないので大抵ジンジャーエールで作るようだ。

店の様子もわかりスタッフと会話もできた。
次の機会のためにお勧めのBarを聞くのもいいと思う。
これは別に失礼な質問ではない。
自分はBarの経験が少ないからいろんな店に行ってみたいといえば、気持ちよく教えてくれるだろう。
その店で修行した人が独立して出した店や逆にその店の師匠にあたる人の店を紹介してくれるかもしれない。



3杯目

そして3杯目。
せっかくなのでバーテンダーと相談をして決めたい。
ベースはなにがいいか、炭酸が入った方がいいか、甘いのと辛いのとどっちがいいか、最後の1杯なのかまだ飲むつもりなのかなどを伝えればいい。
そのためのバーテンダーなのだから。
カクテルにもう少し詳しくなりたいのならば、定番カクテルの中から選んでもらうようにするといい。
とはいえ、好みを伝えるのも難しいし恥ずかしい人もいるだろう。
そのときはその店のオリジナルがあればそれを頼むのもいい。
他には

ソルティドッグ
ウォッカをグレープフルーツジュースで割ったものでグラスのふちにぐるっと塩がついている。
このふちに塩や砂糖がついているのをスノースタイルという。
この塩を舐めながら飲む。
グラスを舐めるのが美学に反するのなら塩のついていないブルドッグというカクテルがある。
ちょっとカッコつけて言ってみたいなら『スノースタイルにせずシェイクで』と頼む。
ブラッディマリー(ブラッディメアリー)
ウォッカのトマトジュース割り。
トマトジュースが嫌いな人にはお薦めできないが、なんだか身体にいいことしているような錯覚を起こさせる。
普通のトマトジュースの代わりにクラマトというハマグリスープの入ったトマトジュースを使ってもう少し濃厚にしたブラッディシーザーもおいしい。
だが、クラマトを置いてない店もあるので注意。
サイドカー
ブランデー、ホワイトキュラソー、レモンジュースのカクテル。
ベースのブランデーをウォッカにするとバラライカ、ジンにするとホワイトレディ、ラムにするとXYZ(エックスワイジー)、テキーラにするとマルガリータ。
このカクテルバリエーションを覚えておくと便利かもしれない。

締めの1杯


締めの1杯にしたいから何かおすすめは、とバーテンダーに相談するのももちろんいい。
ちょっと甘いものを選んだ。
ここでは紹介しないが生クリームなどを使った、もっとデザートっぽいものもたまにはいい。

リキュール
なにかリキュールを、と頼んでみるのもいい。
薬草系、果実系、種子系などがあるのでおすすめの飲み方を聞いて飲んでみる。
特におすすめの飲み方がなければソーダ割りがリキュールの味もわかり無難。
ラスティーネイル
モルトで作ったリキュールのドランブイとスコッチを合わせたスコッチ好きにはたまらないカクテル
ゴットファーザー
アメリカ禁酒法時代のイタリアマフィアとアメリカ警察の攻防を描いた同名の映画を元に作られたカクテル。
よって、イタリアを代表するアンズの種子から作るアマレットとアメリカを代表するバーボンで作るのがしっくりくる。
店によってはバーボンではなくスコッチで作るが、もちろん自分の好きなように頼めばいい。
バーボンをブランデーに変えてフレンチコネクションもいい。
ダーティーマザー
ブランデーとコーヒーリキュールの贅沢な味のカクテル。
ニコラシカ
飲んだ気がしない、手っ取り早くガツンとくるものが欲しいときに。
ショットグラスにブランデーを入れ、レモンスライスでグラスにふたをし、その上に砂糖を乗せるという不思議なカクテル。
人差し指で砂糖を軽く押さえてこぼさないように片手でレモンを持ちそのまま口に一口で放り込む。
このとき左手を添えたりするとせっかくの男らしいカクテルがオカマ風になるので気をつけよう。
噛み締めてレモンのすっぱさと砂糖の甘みが絡み合ってきたらグラスのブランデーを一気に口に放り込む。
砂糖がこぼれないようにレモンスライスを切ったりこぼさないように砂糖を盛るのはなかなか面倒なのでバーテンダーが忙しそうなときは控えておこう。

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