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彼女が去っていった日〜KINTARO
2013/1/22 (火)
僕がいつものように散歩をしていると熊が声をかけてきたんだ。
普段からいけ好かない奴だと思っていたけれど、今回は特に彼のその無作法で自分勝手な申し出に腹が立った。

その時僕はコリーヌ・ベイリー・レイのLike A Starを聞いているところで、今まさに彼女が『Still I wonder why ・・・』とあの柔らかい声でサビを歌いだしたところだったんだ。
それなのに、彼はいつものしわがれた太い声で『相撲をとろう』と言ってきた。

『相撲?』僕は思わず聞き返した。
彼が相撲と言い出したことに驚いたわけではない。むしろ、彼がそう言ってくるであろうことは予想していたけれど、今日のようなすがすがしい風が吹く日に言い出すという感覚にびっくりしたのだ。(もっとも、そのような野卑なところこそが彼を彼たらしめているところなのであるが)

『相撲?』もう一度僕は聞き返した。
もちろんそれで彼が意見を変えるほど紳士ではないということは分かっていたけれど、僕が不愉快なおもいをしているってことを伝えるくらいは許されると思ったからだ。

案の定、彼は僕の問いかけなんかこの世になんの価値もないということを証明するかのように無表情な顔で『さあ』と顎をしゃくった。
その毛むくじゃらの顎の先にはまるでティムタムのダークチョコレートビスケットのような色をした土が丸く形作られていた。

『やれやれ』と、僕は持っていたマサカリをできるだけきれいな濡れていない場所を選んで置いた。
『1回勝負だよね』僕は念のため、という顔をして聞いた。
本当は少しでも時間を稼いで彼と相撲を取る前に世界が終わればいいと思ったからだ。

けれども彼は絶対に世界は終わらせない、という強い意志を表すかのように『もちろん、さあ、すぐにやろう』といって、さっさとダークチョコレートビスケットに上がってしまった。

結局、僕は熊との相撲には勝ったのだけれど、あれ以来お気に入りだったコリーヌ・ベイリー・レイの声を聞くたびにあの日のことを思い出してしまうようになり、彼女を熊に奪われたような、失恋に似た想いに悩まされるようになったんだ。
実名報道と匿名報道
2013/1/24 (木)
犯罪報道によって加害者ではなく被害者とその周りの人間がマスコミや第三者から被害を受けるという話は昔からあるのに、なぜ今回急に騒いでるのかという不思議な気持ちで日揮の報道に対する世間の反応を見ている。

この世間の反応と思えるものは、もしや実名を公表しない流れを作って事件の捏造や隠ぺいをしようという思惑を持った組織によるプロパガンダなのではないのかとさえ思える。

実名を公表しないということになると、事件をでっちあげることは容易になるし、逆に事件を隠すことも簡単になる。
国家にとっては都合のいいことこの上ない。
国家だけではなく、マスコミにも事件の捏造や隠ぺいを許すことになるだろう。
安易に被害者の実名は公表しないようにしようという風潮に流されるべきではない。

しかしながら、それでは実名報道を続けるべきかというと別の問題が生じる。

被害者の実名を公表することで、マスコミが夜中であろうと明け方であろうと、自宅、勤務先にかかわらずカメラを向け、その取材目的も事件解明のためとは思えないような質問をするというマスコミの取材による被害者やその関係者への加害。
そして、その報道を受けた第三者による被害者やその関係者への直接、間接の言動という加害。

特に被害者、加害者、犯罪者、善行者にかかわらず、名前を公表された人を匿名で面白がって攻撃する輩の存在が大きな問題だ。

報道の目的は犯罪者をさらし者にするということではなく、なぜ事件、事故が起きたのか、どうすれば防げたのか、というそれぞれが前に進むための情報提供であるべきではないのか。
それならば加害者の名前を公表する必要も本来はないはずだ。

犯罪者には社会的制裁が必要であるという『さらし者にする』ために加害者の実名報道をすべきと唱える人もいる。
けれども、実際それにより被害を受けているのは刑務所の中の犯罪者ではなく家族、近隣住民、同僚など周りの人間であり、さらにはそもそもの被害者なのである。

そして、この実名報道が新たな被害者を生むだけではなく、犯罪者に制裁を加える第三者という新たな犯罪者を生むことにもなっている。

匿名報道を許すと、国家に対するマスコミの監視機能が弱くなり、またマスコミに対する社会の監視機能も弱くなる。
実名報道を許すと、当人とその家族をはじめとする周りの人々が被害を受ける。

解決策は今のところ思い浮かばないが、少なくとも必要なことは法律での規制ではなく個々人の問題意識と対応力であるということは間違いない。
モレスキン メモポケット
2013/1/25 (金)
今までメンバーズカード、ポイントカードなどをスリムタイプのバイブルサイズシステム手帳に入れて持ち歩いていた。

このシステム手帳には他にモレスキンカイエ、切手、名刺、情報カード、困ったとき用の千円を入れ、リーフには重要な連絡先や口座番号などの覚え書を書いていて、スケジュールは使っていなかった。

携帯電話からスマートフォンに変え、iPod touchを持ち歩くようになったので覚え書をはじめ出先でちょっと確認したいようなものを含めてEvernoteに入れてオフラインでiPod touchでもスマートフォンでも見られるようにしており、連絡先も主要なものはgoogleを通じて同期させているのでリーフを持ち歩く必要がなくなった。

また、ジョッター兼名刺入れにゼブラの手帳用ボールペンを差してシャツの胸ポケットに入れているので、モレスキンカイエに書くことがほとんどなくなり、少なくとも持ち歩く必要はなくなったので、実質システム手帳はカード類を持ち歩くための入れ物になっていた。

そこで、モレスキンのメモポケットにこれまでシステム手帳に入れていたカード類を入れることにした。
ポイントカードをたくさん持っていて常にすべて持ち歩かないと気が済まない人には向いていないけれど、自分にとっては必要十分な収納力だ。