Open House

Open House ログ


| 過去ログ インデックス | 前月 | 翌月 |

出逢い
2013/7/2 (火)
『あなたの猿と私の猿を交換しませんか』遠慮がちな小さな声で、しかしはっきりと彼は言った。
『でも、あなたの猿の方が良さそうですよ』僕は優しそうな彼の眼を見て言った。

『ええ、けれども私にはもう少し穏やかな猿の方がいいんですよ』そう言いながら彼は頭に輪っかをはめ、長い棒を持った猿を悲しそうに見た。

こうして僕は自分の連れていた猿とそのお坊さんが連れていた猿を交換した。本当は僕のキジと彼の河童を交換したかったのだけれど。